
こんにちは!花田矯正歯科です。
「自分の歯並びがあまり良くないから、子どもにも遺伝するんじゃないか…」
そんな不安を抱く親御さんは少なくありません。
実際、歯や顎の大きさなど“遺伝の影響を受けやすい部分”は確かにあります。
ただし、歯並びそのものは生活習慣や成長環境でも大きく変わるため、親とまったく同じになってしまうわけではありません。
- 自分が出っ歯気味だから、子どもも同じになるのか心配
- 夫婦どちらも歯並びが悪いので、早めに矯正すべきか迷っている
- 子どもの口呼吸や癖が原因で、遺伝以上に悪くなるのではと不安
このようなお悩みをお持ちの方は、是非最後まで読んでくださいね。
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1.歯並びはどこまで遺伝する?
2.子どものいつ矯正を始めるべき?
3.親御様ができるサポート
4.まとめ
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あなたも無意識にしているかも?歯ぎしり・食いしばりのサイン
歯並びそのものがそっくり遺伝するわけではありませんが、あごの大きさや歯のサイズ、骨格の特徴は親から子へ受け継がれやすいと言われています。
たとえば、あごが小さくて歯が並ぶスペースが足りないと、結果的にガタガタになりやすいといった具合です。
生活習慣や癖(指しゃぶり、口呼吸)も歯並びに影響するため、遺伝と環境の両方が関係しています。
親に歯列の悩みがある場合、子どもが似た傾向を持つ可能性はありますが、早めに気づければ対処の幅は広がります。
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子どものいつ矯正を始めるべき?
矯正開始の目安は、目的によって大きく2つに分かれます。
一期治療
あごの成長を利用する「一期治療」は、6〜10歳頃の乳歯と永久歯が混在する時期に行われ、骨格のバランスや噛み合わせの土台づくりを目的とします。
二期治療
歯並びを最終的に整える「二期治療」は、永久歯が生えそろう12歳前後以降が目安です。
早ければ良いというわけではなく、問題の種類と子どもの成長段階に合わせることが大切です。
定期的な歯科検診で適切なタイミングを見極めると安心です。
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親御様ができるサポート
01.日常習慣で口まわりの成長をサポートする
・食事では、噛む回数が自然と増えるメニュー(根菜・肉・噛み応えのある野菜など)を意識する。
・しっかり噛む習慣は顎の発育を促し、歯が並ぶスペースを確保する助けになる。
・姿勢も口元に影響しやすいので、食事中・勉強中に猫背にならないよう気をつける。
02.口呼吸やクセを早めに見つけて整える
・口呼吸が続くと舌の位置が下がり、歯列が乱れやすくなることがある。
→ 鼻づまりなど原因がある場合は、小児科や耳鼻科でのチェックも役立つ。
・指しゃぶり、爪噛み、頬杖、唇を噛むなどのクセは、長期間続くと顎や歯の向きに影響することがある。
・気になるクセに気づいたら、頭ごなしにやめさせるのではなく、代わりの行動を用意したり環境を整えたりして徐々に改善を促す。
03.迷ったら早めに専門家へ相談する
・歯並びの問題は「気づいたときには進んでいた」というケースもあるため、定期的な歯科受診が有効。
・歯科医や小児歯科では、習癖や姿勢、噛み方の指導も含めてトータルにチェックしてくれる。
・気になる点があれば、成長に合わせたタイミングでの介入方法(経過観察・トレーニング・矯正開始時期など)も教えてもらえる。
日頃の習慣を整えるだけでも、歯並びの乱れを防ぐ手助けになります。
食事ではよく噛むメニューを意識し、姿勢や口呼吸の改善にも気を配りたいところです。
指しゃぶりや頬杖などの癖は、成長期の骨格に影響することもあります。
気になる動きがあれば、早めに歯科医へ相談すると適切な指導が受けられます。
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まとめ
いかがでしたでしょうか?
歯並びは遺伝要素を含みつつ、日常の癖や習慣といった環境的な要因も深く関わります。
気になる点がある場合は、成長段階に合わせて早めにチェックしておくことで、矯正の負担や期間を抑えられる可能性があります。
子どもの将来の口腔環境を整えるためにも、親が情報を知り、適切なタイミングで判断することが大切です。








