こんにちは!花田矯正歯科です。
「うちの子、いつも口が開いている気がする…」
「寝ているとき、口が乾いてそう」
そんな小さな違和感、実は“口呼吸のサイン”かもしれません。
口呼吸は、本人も周りも気づきにくい習慣ですが、続くとお口の中だけでなく、歯並び・姿勢・体調面にも影響が出ることがあります。
「もしかして?」と思った方は、ぜひ最後まで読んでくださいね。
========【もくじ】=============
1.口呼吸ってなに?どうして増えているの?
2.口呼吸の“気づかれにくいサイン”チェック
3.放置すると起こりやすいトラブル
4.今日からできる親御様のサポート
5.まとめ
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1.口呼吸ってなに?どうして増えているの?
本来、呼吸は鼻でするのが自然です。
鼻呼吸には、空気中のホコリやウイルスをある程度ブロックしたり、空気を加湿・加温したりする役割があります。
鼻呼吸には、空気中のホコリやウイルスをある程度ブロックしたり、空気を加湿・加温したりする役割があります。
一方で、口で呼吸する状態が続くのが「口呼吸」です。
口呼吸の原因はさまざまですが、子どもに多いのは以下です。
・鼻づまり(アレルギー性鼻炎、風邪、慢性的な鼻炎など)
・口まわりの筋力不足(ぽかん口になりやすい)
・姿勢(猫背、あごが前に出る姿勢)
・舌の位置のクセ(舌が下がっている)
「鼻が詰まっているから仕方ない」と思っていても、口呼吸が習慣化すると、鼻が通るときでも口が開く状態が続くことがあります。
2.口呼吸の“気づかれにくいサイン”チェック
口呼吸は、典型的な症状が出る前に「日常のクセ」として現れます。
次の項目で当てはまるものがないか、チェックしてみてください。
・気づくと口が開いている(テレビ、勉強中、ぼーっとしている時)
・唇が乾きやすい/口角が荒れやすい
・朝起きたとき、喉が乾いている・口がネバつく
・寝ているときにいびき、口が開いている
・食べるのが早い/よく噛まない
・発音が不明瞭、サ行・タ行が言いづらそう
・口臭が気になることがある
・姿勢が崩れやすい(猫背、頬杖が多い)
当てはまる項目が多いほど、口呼吸の可能性は高くなります。
ただし、原因が鼻づまりの場合もあるので、「なぜそうなっているか」を見つけることが大切です。
3.放置すると起こりやすいトラブル
口呼吸が続くと、お口の中が乾きやすくなります。
唾液には汚れを洗い流す働きがあるため、乾燥が続くと以下のトラブルにつながりやすくなります。
唾液には汚れを洗い流す働きがあるため、乾燥が続くと以下のトラブルにつながりやすくなります。
① むし歯・歯肉炎(歯ぐきの腫れ)
口が乾くと細菌が増えやすく、むし歯や歯肉炎のリスクが上がります。
② 口臭が出やすい
乾燥で細菌が増えることで、口臭が気になるケースもあります。
③ 歯並びやかみ合わせへの影響
口が開きっぱなしだと、舌が本来あるべき位置(上あご)に収まりにくくなります。
舌は“内側から歯列を支える役”でもあるため、舌が下がると歯並びが乱れやすくなることがあります。
また、口まわりの筋肉のバランスが崩れ、出っ歯や開咬(奥歯は噛んでいるのに前歯が閉じない)につながることも。
④ 風邪をひきやすい・喉が弱い
鼻のフィルター機能を使いにくくなるため、喉が乾燥しやすく、体調面に影響する場合があります。
「歯並びが気になる」より先に、「口が開いている」「いびき」「口の乾き」などから始まることも多いので、早めに気づけると安心です。
4.今日からできる親御様のサポート
口呼吸は、原因に合わせて対策を考えるのがコツです。
家庭でできる範囲のサポートをまとめます。
1. まずは鼻の通りをチェックする
鼻づまりが原因の場合、口を閉じたくても閉じられません。
アレルギーや鼻炎が疑われるときは、小児科・耳鼻科での相談もおすすめです。
「口呼吸を直そう」より先に「鼻で呼吸できる状態づくり」が重要です。
2. 姿勢を整えて“口が開きにくい環境”を作る
猫背になると、あごが下がり口が開きやすくなります。
食事中や勉強中に、背中が丸まっていないか、イスと机の高さが合っているかを見直してみましょう。
3. よく噛む習慣を作る
よく噛むことは、あごの成長や口まわりの筋肉の発達につながります。
根菜・きのこ・お肉など、噛みごたえのある食材を少し意識するだけでも変わります。
4. 「お口ぽかん」に気づいたら声かけはやさしく
「口閉じて!」と強く言われると、子どもはストレスになります。
「お口おやすみしようね」「鼻でスーってしてみようか」など、短くやさしい声かけが続けやすいです。
5. 気になる場合は歯科でチェック
口呼吸は、歯並びだけでなく舌の位置や口まわりの筋肉の使い方も関係します。
必要に応じて、経過観察・トレーニングの提案・矯正のタイミングなど、成長に合わせた選択肢を確認できます。

5.まとめ
いかがでしたでしょうか?
口呼吸は「なんとなく口が開いている」「朝のどが乾く」など、気づかれにくいサインから始まることが多い習慣です。
しかし続くと、むし歯・歯ぐきのトラブルだけでなく、歯並びやかみ合わせにも影響することがあります。
「うちの子、もしかして?」と思ったら、まずは鼻づまりや姿勢など原因を整理し、できるところから生活習慣を整えてみてください。
気になる点があれば、早めにチェックしておくことで、将来の負担を減らせる可能性もあります。
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